「教会組織」24年目を歩み始める          牧師 中田義直

市川大野キリスト教会は、7月24日で教会組織から満23年となりました。教会組織は1994年7月24日。それは、1984年4月に市川八幡キリスト教会の伝道所として歩み始めてから10年目のことでした。
ところで、この「教会」と「伝道所」というのは、教派や教団の中で用いられる区別です。例えば、私たちの加盟している日本バプテスト連盟では、経済的な自立と共に、信仰告白と教会規則を整えることが求められます。そして、そのような準備を行った伝道所が、総会を開催して「教会組織」の決議をします。この決議によって伝道所は「教会」となるのです。
そして、1994年に教会組織をした市川大野教会は、教会の意志でバプテスト連盟に加盟申請をし、連盟総会の承認を経て日本バプテスト連盟の加盟教会として歩み始めました。これにより、互いに祈りあい、支えあい力を合わせて福音伝道の働きを担う「協力伝道」の歩みを始めたのです。
連盟では現在、一つの教会では担うことの困難な神学校の運営、研修会の開催、テキストや『讃美歌』など様々な出版物の発行、そして、引退教役者のサポートといったことなどを協力伝道の働きとして行っています。
この協力伝道の支えによって、私たちの教会は会堂とその土地を得ました。教育館も協力伝道のサポートによって得ることができたのです。自立は孤立ではありません。支えられてきた教会だからこそ、私たちはこれからも「協力伝道」を大切にしていきたいと思うのです。