未来を思う場所                   牧師 中田義直

今日の午後、墓前礼拝が行われます。市川大野教会では昨年5月に我孫子市のラザロ霊園に教会墓地が与えられました。この墓前で私たちは命の主である神様を礼拝します。私たちはこの墓前での礼拝を通して、天のみ国に招かれている「恵」への感謝をささげます。
パウロはコリントの信徒への手紙Ⅰの15章に「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」と記しています。イエス・キリストが「初穂となられました」とあるようにイエス様の復活は「眠りについた人」つまり、亡くなった方たちの復活へとつながる出来事なのです。先に亡くなった方たちも、やがて死の時を迎える私たちも皆、イエス様が復活し天に昇って行かれたように、神のみ国へと昇って行くのです。ここに私たちに与えられた、永遠の命の恵みと復活の希望があります。
墓地はそこに納められている故人を偲ぶ場所です。墓前にあって私たちは亡くなった方々のことを思い起こします。そして、天のみ国にあって再会することの希望を確認するのです。このように、私たちクリスチャンにとって、墓地は過去を思うとともに、未来を思う場所なのです。
イエス様の復活を信じ、み国での再会の希望を信じましょう。そして、永遠の命の恵みを与えてくださった神の愛への感謝をささげましょう。