神の協働者                     牧師 中田義直

今日の礼拝では、私たちの教会の最初期、開拓伝道所時代に宣教師として奉仕してくださったラン・ハンキンス師が説教をしてくださいます。
先生には2014年に開拓開始30年、教会組織20年を記念する秋の特別伝道集会で講師としてメッセージをしていただきました。説教をしていただくのはその時以来ですが、ラン・ハンキンス先生、リディア・ハンキンス先生ご夫妻は来春、日本での仕事を終えてアメリカに帰国されます。
日本では、40数年にわたって宣教師、牧師として人々を福音に導くとともに、西南学院大学での働きを担い、また、牧会カウンセラーとして多くの傷ついた心に寄り添ってこられました。長年にわたって、日本の教会で主に仕え、大きな働きをしてくださった先生に心から感謝いたします。
パウロはコリント教会の人々に「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」(Ⅰコリント3:6~7)と書き送りました。これは、人間の働きの限界を示し、人をたたえるのではなく神様に心を向けるようにとの教えです。そして、この教えは、種をまき、苗を植え、水を注ぐ人を神様はご自身の協働者として求めておられる、ということを示しています。
神の協働者として、誠実に福音の種植え、水を注いでこられたハンキンス先生のこれからの歩みの上に、主の祝福を心よりお祈りいたします。