信徒運動を大切にするために 牧師 中田義直
今日は、市川大野教会の「東京バプテスト神学校を覚える日」です。
現在、バプテスト連盟には西南学院大学神学部のほか、地方連合立の九州バプテスト神学校、東京バプテスト神学校の三つの神学校があります。神学校というと「牧師、伝道者を養成する学校」と思われていますが、いわゆる「信徒」の学びの場とし広く門戸を開いている神学校もあります。この三つの神学校では、九州バプテスト神学校、東京バプテスト神学校はそのような「信徒」の学びの場を積極的に提供している神学校です。
他派、また超教派にも「信徒」の学びに力を入れている神学校があります。その中でも東京バプテスト神学校は1962年に「信徒伝道者養成」を目的としてスタートしました。当時は「東京バプテスト福音宣教学院」という名称でしたが、50年以上にわたって信徒教育を重視したきた神学校なのです。1990年代から伝道者養成にも力を入れ、多くの牧師、教育や音楽に携わる主事を教会の働き人として送りだしてきました。
バプテスト連盟には、それまでの生活を離れ寮生活を中心として学ぶ神学生と、大学の学部として学術的に優れた教員を擁する西南神学部を伝道者養成の要としつつ、特徴ある二つの地方連合立神学校があります。信徒運動を大切にするバプテストの教会形成のためにも、伝道者養成と共に「信徒」教育にも力を注いでいる神学校を大切に支えてまいりましょう。