「賛美の歌」を共にうたう 牧師 中田義直
今日の午後、有志の方の企画による“教会ミニライブ”が行われます。企画した方々の予想を超える多く方が参加してくださるということ、楽しく、喜びにあふれる良い会になればと思います。
聖書の世界では信仰と音楽は深く結びついています。旧約の「詩篇」はメロディーをつけて実際にうたわれていたと思われます。新約でもマタイ福音書26章に記されている最後の晩餐の記事には、「一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた」とあります。イエス様も弟子たちと一緒に「賛美の歌」をうたったのです。
弟子たちとの最後の晩餐の後、十字架の時が迫っていることを知っておられたイエス様は、どのような賛美歌を弟子たちと一緒に歌ったのでしょうか。この時の賛美歌について、聖書に具体的なことは何も記されていないのでとても気になります。一方、どのような賛美歌を歌ったのか、ということ以上に、このような場面でイエス様が弟子たちと共に「賛美の歌」を歌ったという事実が、キリスト教信仰における「賛美歌」の重要性を示しているといえるでしょう。
主なる神様をたたえる「賛美の歌」をうたうことを通して、私たちクリスチャンは互いに心を通わせます。そして、私たちを導いてくださる唯一の神、主なる神様を見上げて共に歩むのです。