イエス様の宣教命令を担うために 牧師 中田義直
先週の日曜日、私たちは祝福と喜びの中でイエス様の復活を共に祝いました。何よりもバプテスマが与えられたことは大きな恵みです。
マタイ福音書によれば、復活したイエス様は「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によってバプテスマを授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(28章18節~20節)と弟子たちに語りかけられました。この言葉は、イエス様の大宣教命令と呼ばれています。
また、ルカ福音書とその続編である使徒言行録には、福音の証人として歩みだすために「聖霊が降る」時を待ちなさい、というイエス様の弟子たちに対する言葉が記されています。そして、この言葉が示しているようにイエス様の宣教命令を担うためには、聖霊の導きが必要です。なぜなら、パウロが記しているように、聖霊の導きがなければ「イエスは私の救い主です」と告白することはできないからです。
教会はキリストの体です。ですから、イエス様が「悔い改めて福音を信じなさい」と教えを宣べ伝えられたように、教会は福音を宣べ伝えます。そして、この働きを担う時に大切なことは、イエス様が共にいてくださることを忘れないことであり、聖霊の助けを祈り求めることなのです。