主の導きの中にある喜び               牧師 中田義直

先週の月曜から火曜にかけて東ブロックの牧師研修会に参加してまいりました。一泊での研修会は十数年ぶりということでしたが、楽しく充実した研修の時を持つことができました。健康や予定の関係で参加できない方もいましたが、講師を含め十名の参加者が温かくも忌憚ない言葉を交わし、互いの経験を通して多くの学びと励ましを与えられました。
講師には宣教研究所の朴思郁所長と松見享子所員をお迎えし、月曜日には朴先生の講演を伺い、神学的、歴史的な視点から現代のキリスト教、そして、バプテスト連盟とそこに加盟する教会を考える時間を持ちました。翌、火曜日には松見先生のリードにより、各教会の過去20年の教勢の動向を振り返りながら、教会の状況を分析する時間を持ちました。
それぞれの教会には独自の歴史があります。教会が建てられている場所の状況も違います。そして、呼び集められているメンバーの個性やタラントに違いがあります。そのような違いがありますから、他の教会で行っているプログラムをそのまま真似しても、同じ成果が得られないということが往々にして起こります。しかし、その取り組みのために教会で話し合ったこと、そこで大切にしたこと、見えてきた課題、教会が選び取ったことなどを通して、共通する視点や留意点など大切なことが示されました。
そして、何よりも、それぞれの教会の歩みの中に、主なる神様の確かな導きを感じることができたことは、大きな喜びでした。