聖書の示す「希望」を求めて             牧師 中田義直

来週の日曜日は、大井バプテスト教会の主任牧師である加藤誠先生をお迎えして特別伝道集会を行います。この機会に、近隣の方々、私たち教会員の身近な方々をお誘いして、キリスト教の信仰、聖書のメッセージ、教会のことなどをお伝えしたいと願っています。
今回の集会で加藤先生は「この希望のゆえに」というテーマでメッセージをしてくださいます。私たちの人生にとって「希望」は大切です。著名なデンマークの哲学者キルケゴールは「絶望は死に至る病である」と語りました。希望を失うことは、私たちの人生を死に至らせるのです。
コリントの信徒への手紙Ⅰの13章には「愛の賛歌」と呼ばれる「詩」が記されています。そして、その結びの部分に「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」とあります。この言葉によれば、「希望」は「信仰」と「愛」と共に失われることはないのです。ところが現実には、希望を失うこと、信じ続けることができなくなること、そして、愛も失われてしまうことがあります。私たちの人生には確かに「絶望」があるのです。
しかし、聖書は失われることの無い「希望」、絶望を超える「希望」を証ししています。次主日、加藤先生を通して語られる「希望」のメッセージをしっかりと受け止めたいと思います。そして、キリストにある希望の素晴らしさを、ご一緒に確認いたしましょう。