協力伝道の大切なテーマ               牧師 中田義直

今日の主の日、﨑山協力牧師は栗ヶ沢教会で説教奉仕をされます。また次週は中田が千葉教会での説教奉仕をいたします。栗ヶ沢教会は昨年の9月から無牧師となりました。千葉教会は矢野満牧師が闘病されておられましたが、12月に天に召されました。今回の説教奉仕は、矢野先生が闘病に専念することができるようにと、昨年の秋に予定を組んでいました。
バプテスト教会は各個教会主義ですので、無牧師の教会ではその教会の信徒が説教の働きを担います。そして、必要に応じて連盟や連合、近隣の教会に協力を求めます。今回もそれぞれの教会から要請があり、それを受けて教会の予定などを見ながら日程を調整しました。無牧師教会の労苦や牧師を天に送った教会の悲しみや痛みを思いながら、みことばを通して、キリストにある励ましや慰めを伝えることができればと思っています。
ところで、日本のキリスト教会では、教派を問わず深刻な牧師不足の時代が目前に迫っているといわれています。バプテスト教会では信徒が説教や礼典を担うことができますが、そうでない教派では牧師不足は教会の存続に直結します。そのため、教会の統廃合や一人の牧師が複数の教会を導く兼牧(けんぼく)を真剣に考え始めている教派もあるのです。
無牧師の教会を支えていくこと、それは、バプテスト教会にとりましても、これからの協力伝道の重要なテーマとなることでしょう。