新しくされる「教会」                牧師 中田義直

今日、そして来週の礼拝で二人の方のバプテスマ式と転入会式が行われます。また、もう一人の方が入会の準備をしています。これは教会の喜びです。そして、一人が加わることによって教会は変わります。それはただ人数が変わるということではなく、新しく作り変えられるのです。
パウロはエフェソの教会に宛てた手紙に「教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です」と記しました。(エフェソ1章23節)また、コリント教会に宛てた手紙には「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」と記しています。(Ⅰコリント12章27節)
教会はキリストの体であり、教会員はキリストの体の部分だとパウロは記します。そして、部分、部分は異なった働きをしていますがどの部分もかけがえのない大切な働きをしていることをパウロは教会に伝えます。
一人ひとり異なった存在であり、強いところも弱いところも違います。そのため、時として人は自分と他者とを比べて傲慢な思いを抱いたり、劣等感に苦しめられます。しかし、互いの賜物を喜ぶことができるなら、弱さを補いあい、強さはより強くなるのです。教会はキリストの体、頭はキリストであり私たちはその部分です。頭であるキリストの御言葉に導かれて互いの賜物を喜び、地の塩、世の光として歩んでまいりましょう。