生かされている「恵み」を受け止める時 牧師 中田義直
私たちクリスチャンはイエス・キリストの贖いによって自由を与えられました。パウロはこの自由の中身をより具体的に示しています。それは、「罪からの解放」と「律法からの解放」の二つの解放です。私たちはイエス様の死と復活を通して、罪をゆるされました。そして、この救いの出来事は律法の成就であり、私たちは神様との新しい契約の中を生きることとなりました。
私たちは旧約聖書に記されている律法から解放されましたが、イエス様がおっしゃっているように律法は廃棄されたのではありません。そして、新しい契約に結ばれて神様と共に生きる私たちは、神様の御心に従うために律法(旧約)に示されている神様の御心を学び続けています。ですから、キリスト教会は旧約と新約を合わせて「聖書」と呼ぶのです。
教会が旧約の教えから学んでいることの一つは、七日に一度、この世の働きの手を休め神様の前に立つことです。それは、私は自分の力ではなく神によって生かされている、ことを確認することでもあります。命の恵みそして、救いの恵みの中に生かされていることを確認することを通して、私たちは新しい命を感じ、リ・クリエイト(再創造)されていくのです。
連休シーズンを迎えました。この世の働きの手を休めることを通して、神の恵み、自然の恵みを受け止めリ・クリエイトされてまいりましょう。