主にある交わりへの感謝               牧師 中田義直

市川大野教会では毎年6月第二日曜日をファミリー感謝デーとしています。この日には、子どもたちが教会学校の時間にカレーを作り、それを礼拝後に皆でいただきます。
パウロはテサロニケの教会に宛てた手紙に「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです」と記しました。これは、悲しかったり、辛かったりする心を無理やり押さえつけて、喜んだり感謝したりしなさいと言っているのではありません。そうではなく、悲しみ、苦しみの中にあっても、そこにある希望の光に気づくようにという言葉だと思うのです。そして、悲しんでいる人、感謝できずにいる人、祈れない人のために執り成しをしなさいという教会への勧めの言葉、それがこのⅠテサロニケ5章の言葉なのです。
教会は、イエス様を通して与えられた福音を信じ、受け入れた者たちの集まりです。ですから教会は、神様への感謝によって生まれた集まりといえるでしょう。神様への感謝、そして、隣人への感謝の心が教会の交わりの基礎に据えられる時、教会の交わりは固くされてゆくのです。
ファミリー感謝デー、私たちは互いに感謝の言葉を交わしつつ、教会の交わりへと導いてくださった主の救いと導きに感謝をささげるのです。