より良い礼拝を求めて 牧師 中田義直
市川大野キリスト教会の信仰告白の中で、私たちは「私たちの生の全領域でイエス・キリストに従って生きるために、主の日の礼拝を生活の中心におく」と告白しています。この言葉は、礼拝の大切さを示しています。
パウロは、「ローマの信徒への手紙」の後半、実践論の冒頭で「礼拝」について記しています。このことは、礼拝こそが信仰生活の土台であるということを示しています。礼拝は、信仰生活の土台であり、中心です。
先週の執事会の中で礼拝の持ち方や執事が中心となって担う奉仕、「司式」について話し合う時を持ちました。そして、私たちが心を込めて礼拝をささげるための「より良い司式のあり方」を礼典委員会と協力しながら継続して話し合っていこう、ということとなりました。
カトリック教会など、教派で公認された「式文」を用いている教会ではどの教会に行っても礼拝プログラムや司式者の語る言葉などほとんど同じです。しかし、バプテスト教会など式文を用いない教会では、同じ教派の中でも教会によってプログラムや司式者の言葉は様々です。そのため、初めての教会で礼拝に参加したときに、戸惑いを覚えることがあります。
何よりも神様の御心にかなった礼拝であることを願い、参加する一人一人が心を静め、しっかりと神様に向けて礼拝に臨むことができるように。そして、新来者の方も参加しやすい礼拝となることを願って、まず、司式の仕方や司式者の用いる言葉について考えていきたいと思うのです。