主にある交わりの「恵」 牧師 中田義直
今日の午後、栗ヶ沢、市川八幡、花野井、市川大野の四教会による合同平和祈祷会が栗ヶ沢教会で行われます。この会は栗ヶ沢教会の新会堂が完成したことを機会に、中庭でバーベキューをして親睦を深めようということで、栗ヶ沢教会が近隣の教会に呼び掛けてくださりスタートしました。
その後、せっかく集まるのだから、この機会に合同で平和祈祷会を持とうということとなり、参加者による聖歌隊賛美も行われるようになりました。さらに、そこから派生して合同の聖歌隊研修会がスタートし、研修会での学んだ賛美歌が平和祈祷会でも賛美されるようになりました。聖歌隊研修会は、平和祈祷会のための練習ではありませんが、近隣教会との交わりを通して生まれた学びの場、そして、賛美の時なのです。
バプテスト教会は各個教会を大切にしています。ですから、四つの教会の「週報」を並べてみると、基本は同じでもそれぞれが独自のプログラム礼拝を守っていることがわかるでしょう。「週報」のサイズや報告の重点の置き方なども異なります。そこには、集められた「群れ」が自分たちで祈りつつ考えて歩むバプテスト教会の特徴がはっきりと表れています。
その一方で複数の教会が集まることによって、一教会ではなかなか実現しないことや、継続できないことが出来ていくということもあります。
共に集うことを通して、私たちは「出会い」と「気づき」が与えられます。そして、そこに主にある交わりの素晴らしい「恵み」があるのです。