主の声を聴き、隣人の声を聞く 牧師 中田義直
先週の執事選挙総会で2018年度の執事が選出されました。市川大野教会では四名の執事のうち毎年二名が改選されます。今回選出された二名の方とともに2018年度の執事を担う方々のためにお祈りください。
また、総会では2018年度の教会主題と聖句について協議し、主題は「主イエスに聴き、主イエスに押し出されて」、聖句はローマの信徒の手紙1章16節「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。」とすることといたしました。ここには、福音を伝えるためにイエス様に押し出されて行こうという思いが示されています。「押し出される」ということは、外に出ていくことですが、それととともに、今までの「わく」にとらわれずそこから一歩、歩み出ていくということでもあるのです。
数年前ですが、宣教研究所の朴思郁所長が韓国の教会の一つの取り組みを紹介してくださいました。それは、「地域に仕え、地域のニードに応える教会となろう」という取り組みです。この取り組みのために、地域の人たちに「教会に何を期待しますか」という調査を行ったそうです。その結果、一つの教会では地域の人々が集うカフェを始めました。その地域の方たちは教会に「憩いの場」を求めていたのです。私たちもこの地に仕えるために、地域の声を「聴く」ことを大切にしたいと思うのです。
