神学校を覚えて祈るとき 牧師 中田義直
私たちは、毎年6月の最終日曜日から一週間を神学校週間として、神学校の働きとそこで学ぶ神学生たちを覚えて、祈り、献金を捧げます。そして、この献金は神学生の奨学金として用いられます。この神学校献金は、長く福岡の西南学院大学神学部で学ぶ神学生の奨学金として用いられてきましたが、現在では金額の違いはありますが東京バプテスト神学校、九州バプテスト神学校で学ぶ神学生の奨学金としても用いられています。
私たちの教会では、2月には東京バプテスト神学校を覚える日を設けていますが、そこでの献金は東京バプテスト神学校の運営のために用いられています。ですから、以前は、6月は西南神学部のため、2月は東京バプテスト神学校のためと呼び掛けてきました。しかし現在では、6月の神学校献金は神学生の奨学金のための献金、2月の献金は東京バプテスト神学校の働きを支える献金という位置づけになっているのです。献金の用いられ方にこのような変化はありますが、神学校を支え、神学生を支えるという献金の目的は全く変わっていません。
バプテスト教会は信徒の教会ですから牧師がいなくても教会は、教会としての歩みを続けることができます。しかし、無牧師の教会のほとんどは牧師を求めています。そのような牧師を養成するための、神学校の働きと学んでいる神学生を覚えて、祈り、捧げてまいりましょう。