御言葉のもとで 牧師 中田義直
わたしたちは、バプテスマと主の晩餐の二つの礼典、また、聖書の教えと、教会の定めた秩序を守ります。 (「教会の約束」より)
『新生讃美歌』の裏表紙見開きに記されている「教会の約束」の右下に〈参考用〉と記されています。それは、この「教会の約束」は連盟で協議して作ったものです。ですからこれを参考にして、それぞれの教会で「教会の約束」を作ってみませんか、という意味なのです。
私たちの教会では大切な内容が込められている「約束」と理解して、この「教会の約束」をそのまま用いています。
ところで、この「約束」の中に「教会の定めた秩序」という言葉があります。ここで大切なことは、「教会」というのは、「私自身が責任をもって参加している教会」ということです。例えば、私たちの教会の規則は、総会によって定められました。内容を変える時にも総会で話し合い、決議をします。バプテスト教会では、教会の規則やそこに示される秩序を皆で話し合い、総会で定めていくのです。
そして、忘れてならないことは「教会の定めた秩序」は「聖書の教え」のもとにあるということです。教会の権威を否定し、権威は「聖書のみ」とするのがプロテスタントの信仰だからです。そしてそれは、バプテスト教会が大切にしてきた「信仰の理解」でもあるからです。