大切な働きを皆で担うために             牧師 中田義直

今日の午後、私は千葉バプテスト教会の教会研修会に講師として招かれ奉仕にまいります。研修会のテーマは「礼典に関する勉強会」です。
千葉教会では矢野満牧師が病の治療に専念するため、主事をはじめ信徒の方たちで教会の働きを担っていこうという決断をなさいました。その一つが礼典の執行です。私たちバプテスト教会では、バプテスマと主の晩餐の二つの礼典をイエス様から託された教会の大切な働きであると理解しています。それは、他の教派でも同様といえるでしょう。しかし、大切な働きを大切にする、その方法が教派によって異なります。例えば、大切な働きなので、専門的な学びと訓練を受けた「特別な資格」を持った人だけがそれを行うという方法があります。一方、バプテスト教会は大切な働きだからこそ、教会の皆でそれを担っていこうという道を選びました。
私たち大野教会では、牧師不在の期間がありましたが、説教を信徒が担い、祈祷会も行われました。大切な働きだからこそ皆で担うという姿勢、それは、バプテスト教会に特徴的な教会学校の成人科にも表れています。教会学校は、信徒による聖書の学びと相互牧会の場です。また、伝道の場でもあります。このようにバプテストは大切だからこそ、皆で担うことを選び取りました。そして、よりよく担うために「学ぶ」ことは重要です。
千葉教会と矢野牧師のためにお祈りください。そして、私たちも千葉教会の学びの姿勢に倣うものでありたいと思うのです。

*許諾を得て、教会名と牧師名をそのまま掲載しています。