なんという恵み、なんという喜び 牧師 中田義直
毎月、第二日曜日に行われている壮年会の例会では、日本バプテスト連盟の機関紙、『バプテスト』誌に掲載されているメッセージを読み、感想などを自由に話し合います。共感をもって受け止められるメッセージもあれば、疑問を感じる時もあります。そして、同じメッセージを読む一人一人の受け止め方も三人三様です。私が共感をおぼえるメッセージに疑問を感じる方もいます。そのような違いから、時には熱のこもったやり取りになることもあります。
メッセージを書いている方々も、それを読む私たちも一人一人違う存在であることを感じながら、異なる者を呼び集めてくださっている神様の御心を思います。一人一人が同じではないからこそ、私たちはキリストの体である「教会」を建てることができるのです。ユダヤ人にもギリシャ人にも、イスパニアの人にも日本人にも福音を伝えるために、神様は部分、部分が異なるキリストの体、教会を建ててくださいました。
ところで、先週の例会では、メッセージを通して、子どもだけでなく成人科もあるバプテストの教会学校の素晴らしさを皆で共有しました。教会学校で、それぞれが聖書の言葉を通して示されたことや、日々の経験に基づく「証し」を語り合うことの恵みを確認することができました。
「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」
この詩篇133篇の言葉を実感できる教会であり続けたいと願うのです。